うちの家の生い立ち
結婚してから暫くたって、私も子供が欲しくなりました。
その時に住んでいたアパートは築30年くらいの建物で、立地を含めとても気に入ってました。
只、珍しくアパートの規則がある所で、その中に子供は不可でした。
已む無く2人で家探しをする事しました。
中古住宅をメインに探していました。
不動産屋さんに行くと、新婚？(その段階で結婚して四年たってました)に見えると言うだけで、建て売り物件ばかり紹介されました。
建て売りは匂いが駄目でした。
結局、素敵なおばあさんが住んでいる中古住宅がありました。そのおばあちゃんは息子と二世帯を構えるそうで、そこを売るとの事でした。
築40年くらいの家は、とっても味が有って私は即決でした。
ただ、問題はローンでした。
中古住宅は担保にならない為、建て替えが条件になってしまいました (ｰ ｰ;)
よく有る話なんですかね。
今度は建築会社を決めなければならなくなりました。二人で色々本を調べました。
ある日旦那さんが良い人がいた！
と言いだしたのです。
私が誰？と聞いたら、一冊の雑誌を買って来てました。
私もその時にはちょっと気になってる人がいましたので、意見が合わなかったらどうしょうと思いました。
でも、その雑誌を見てビックリ！！
私と旦那さんが思ってる人が一緒だったのです。 (O_O)
建築家 寺林省二さん
テラバヤシセッケイジムショ
雑誌は寺林さんの自宅兼事務所で、今はもう無いのですが、国立の緑多い場所にありました。
私達の想像する家がその雑誌には乗ってました。飾らなくて、真新しくなくて、古くて良い物。
うちはもう10年。
いずれは家は古くなりますが、私達は古くなるのを楽しみにしています。
